私のデスマスク、貴方にあげる。

ふんだりけったり女子大生が長いモラトリアムに終止符を打つ日記。

紫陽花アイ愛物語

今日ももうこんな時間!

 

そうだ、まだ名前を名乗って無かったですね。

完全に仮名だけど、さや って事にします。

以前派遣で働いた某キャバクラの時に使ったありふれた源氏名です❤

 

一度でも体験したことがある人は分かると思うけど、源氏名考えるのって面倒ですよね~

 

 

 

 

…まあそれはおいといて

 

なんとなく大学の講義を受けて、終わって、電車にのり、

最寄駅について駐輪所で精算しようとして財布を開けると

 

30円くらいしか入ってない

 

 

今日給料日だ!口座に給料が振り込まれているはず!

とATMにいくと

 

10日払いの給料が振り込まれてない!!

 

 

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↑その時の私

 

 

 

ガールズバーの給料が!!!!

オープン時から真面目に働いてたのに「デブ」と因縁つけられてシフト週4から週1に削られたクソみたいな店の給料が!!!!

 

振り込まれてない!!!!

 

 

 

 

 

 

「おい!!!自転車だせねーじゃん!!!!」

 

(わたしは毎月給料日前になると口座を空っぽにしてしまうクズなので、給料が振り込まれていない=預金0円なのだ)

 

 

しかし、自宅にある別の銀行の口座カードには数千円残っていることを思い出し、

とりあえず徒歩で帰宅し、しばらくしたら出直そうということに。

 

 

 

のんびり夕飯を食べ、エントリーシート書かなきゃ―とツイッターに投稿したりしているうちに夢の世界に行ってしまった私は、日付が変わったころに目を覚ました。

 

「あ、自転車取りに行かなきゃ」

 

 

 

外は雨。

できることなら朝まで待ちたいが、そうすると駐車料金がかさんでしまうので雨がっぱを着て出かける決心をする。

 

 

 

・・・ん??

自転車の鍵どこいれたっけ????

 

 

 

 

すぐに物をどこに置いたか分からなくなってしまう「3歩歩いたら忘れる」を地で行く鳥頭のさやさん

 

 

かばんをひっくり返し、布団をひっくり返し、洋服もひっぺがえして見るが、

 

 

ない。

 

 

 

ないないない。

 

どこにもないのだ。

 

 

しかし時間は刻一刻と過ぎてゆく。こうしている間にも延長料金はかさんでゆく一方だ。

 

 

 

私は家を飛び出した。

 

 

 

(駅に届けられているかもしれない。そういえば、帰り際に駅でかばんを漁った気がするし、落とした可能性は十分にある)

 

 

 

 

 

 

 

わたし「すいません、自転車の鍵の落し物って・・・」

駅員「ないですねー」

 

 

 

 

即★殺

 

 

 

 

 

ヨロヨロしながら駐輪所につくと、道路工事をしていて立ち入り禁止になっていた。

 

 

 

気を使って警備員が丁重に通してくれたので、静かに精算をすませる。

 

 

「鍵、渡していただければあけて自転車出しておきますよ~!」

「すいません。鍵、落としたんでないんです。」

 

 

 

不毛なやりとりである。

 

 

 

 

私に残された手段はひとつしかなかった。

 

 

 

鍵のかかった自転車を抱えて、雨の中およそ徒歩10分の距離を歩くことだ。

 

 

 

 

夜更けの町にしとしとと降り続く雨

 

 

それでも人通りはそれなりにあり、道行く人々はほとんどがサラリーマンか、カップルだ。

 

 

傘のない恋人を迎えに来たのだろう、スウェット姿で足早に駅へと向かう女性もいる。

 

 

 

 

そんな人々の横を

傘もささず 雨がっぱを着て びしょびしょになりながら

自転車をかかえてゆっくりゆっくり前進していった

 

重い。

 

 

 

傍から見たら完全に自転車泥棒である。

 

 

 

途中コンビニにより、ATMで給料が振り込まれているかもう一度確認した。

 

 

 

 

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そしてえんやこらと自転車を運び泣きながら帰り、寝室に行くと

 

 

 

 

なくしたはずの鍵がころがっていた。

 

 

 

 

 

 

灯台元暗し 

 

 

 

この言葉が脳裏に浮かんだ。

 

 

 

 

 

とりあえず明日になっても給料振り込まれてなかったらでんわします

 

 

 

 

 

こんな辛い雨の夜に聞きたい名曲


美勇傳 紫陽花アイ愛物語 HP W 2006冬

 

 

 

 

 

それでは明日締め切りのエントリーシートの記入に戻ります。